2016年 04月 13日
星像がおかしいのでマスクを付けました |
BKP200なんだか星像がいびつです。
これは回折ですね。
光も波ですから何か障害物があると波が乱れます。
障害になっているものとして鏡を抑えている爪と、斜鏡+スパイダーがあります。
主鏡おさえの爪は、鏡にかぶさっている部分だけ光量が落ちますので
星のフレアが均一ではなくなります。
スパイダーはBKP200もGINJI150も薄いのですが
回折の影響で輝星の周りにでるスパイクが波々になってしまいます。
対策として
主鏡を抑えている爪のマスクを付けてみました。
主鏡マスクは山中さんのサイトを参考に
低発泡塩ビ板を切り出して製作です。
特に難しいことはないのですが板厚3mmのものを使いましたので
切り出すのに時間がかかりました。
外形は203mm、内径190mmとしました。
内径は小さくて損失が大きいと思いますが、
そもそもパラボラ鏡の周辺は面精度が丸いのでバッサリと切ってみました。
明るいレデューサを入れていますので、その分露光時間を延ばせば問題ない範囲です。
マスクはゴムと金属板の間に入れてます。
本来ならば金属板の代わりにすればよかったのですが
望遠鏡は観測所にあって現地加工をなるべくしたくなかったのと
鏡筒を焦点距離の関係で内部に引っこめたために
迷光環と干渉を避けるためにこうなりました。
BKP200やっぱり手がかかりますね
工作が苦手な方は大変だと思います。
価格がそれなりなので仕方ありません。
それがイヤならタカハシを買えってことですね。
それなりの写真を撮ろうとすると手カズが掛かるということです。
タカハシは手カズが=コストになっているだけなので結局一緒です。
by makkachi
| 2016-04-13 09:52
| 望遠鏡
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