2017年 08月 14日
システム変更しました。 |
天文台を引っ越した時に冷却カメラが結露で使えなくなるという
トラブルがあって暫くATIKのカメラで運用していました。
その後、移設費用が結構きつかったので
予算的に修理ができない状態が続いていましたが
ようやく結露のFLI ML8300修理を依頼しオーバーホールから帰還しました。
帰ってきて驚いたのは
コネクター基板やら冷却ファンやら新品交換してあって
FLIは本当に丁寧なお会社です。
そもそもML8300で運用させたいのは
APSのCCDなのでASAのレデューサーが使えます。
このレデューサーのおかげで
明るいF2.9のハイスピードカメラに生まれ変わります。
ビクセンのコレクターPHも良像なのですがF値が暗くなり
さらにATIK11000は感度が低いので
露光不足に悩まされてました。
撮影してみると、この星像はたまらんですね。
ML8300で撮影できるようになったのは良かったのですが
今度は電力不足です。
冷却し始めると電圧が24.3V程度まで落ちてしまいます。
この状態だと長時間の運用は難しくなります。
容量的には足りてるはずなので何が悪いか見当がつきません。
現状システム電源のDC24VからDC12Vにコンバーターで
おとして使っています。
試しにACインバーターで商用電源を作って
そこからカメラ純正のACアダプターを使ってみたら
何故か25.3V近くを維持していました。
変換効率なんでしょうか??不思議です。
対策として望遠鏡、カメラ等撮像にかかわるものは
すべて商用電源経由で動作させることにしました。
毎日、暑い作業の中だったのでもう汗だくです。
by makkachi
| 2017-08-14 19:03
| 天文台
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