よりトルクフルでレスポンスの良い自動導入ドライブを開発しました。
いろいろNJPについてはご要望が多くて
いろいろなタイプを製作してきました。
その中でいろいろ問題点とかを検討しました。
新型のマイコンが発表されましたのでそれに合わせてご案内します。
写真はリモート天文台での運用状態です。
自動導入コントローラーですがCPUに例のTeensy4.0を採用しました。ARM Cortex-M7 600MHz 1MBのRAM 2MBのFlashです。機能は従来通りそのままですが旧モデルよりレスポンスの良いものになってます。技適の通ったWifiモジュールを採用しておりますので安心して使えます。ステッピングモータードライバーは大型機に採用されているような最大2.8Aの出力を持ったものです。Trinamic社のもので256分割でなめらかな回転が出来ます。モーターは大型のものを採用し減速ギアを設けずダイレクトにタイミングベルトを駆動します。それによりバックラッシュがかなり減少しオートガイドではレスポンスが改善します。寒冷地に関しては同じモデルでよりトルクのあるモーターを選択できます。導入時の最高速はおよそ500倍です。専用のASCOMドライバーを作りました。ASCOMドライバーの機能で据え置き向きですが、クランプを緩めなければ切断時に現在位置を記憶しますので、再度電源を立ち上げたときにその位置から導入が再現します。仮想的な原点センサーを持ってます。導入しても数秒後にガイドスピードに戻る機能があったりリミット動作のON/OFFが出来るのでいざというときに望遠鏡を三脚などに接触する事故を未然に防ぐことが出来ます。設定画面では観測地やリミット動作角度モーターの回転方向やコントローラーを汎用的に使えるようにギア設定も可能です。
気になる価格ですがASCOMドライバーや設定ソフトを含めてコミコミ10万円を切る価格で御提供できると思います。製作はご注文をいただいてからとなります。