2020年 12月 24日
AstroPhotographyTool( APT)でAlthibaドライバーが動かない |
Astro Photography Tool (以下APT)で微動動作(微動ボタン)や
オートガイドのキャリブレーションを行うと
「例外が発生しました」というエラーが発生するというものです。
同じ症状はステラギア2でも発生しており困ったことになってます。
微動動作に限ったことではありますが
いろいろ調べていくと
Althibaドライバーのほうのパルスコマンドに問題があるようです。
現状はAlthibaドライバーはパルスコマンドが
受け付けられないようです。
問題はわかりましたので修正を加えていかないといけないのですが
改善させるにはかなり時間がかかりそうな状況です。
Althibaのコントローラー本体はパルスコマンドを受け付けることができるので
MEADE LX200のドライバーを使うことで回避できます。
MeadeClassic(5.0.4)Setupを使います。
This is 16" LX200 ClassicとGeman Equatorial(GEM)にチェックボックスを入れておきます。
ダウンロード先
http://download.ascom-standards.org/drivers/MeadeClassic(5.0.4)Setup.exe
APTでオートガイドを行う場合PHD2を使いますので
2つのソフトからAlThibaコントローラーを共用しないといけません。
その場合はPOTH HUBを使いコントロールを分配します。
Meade Classic and Autostar1を選んでおきます。
PHD2のASCOM選択も同様にPOTH HUBを選択し
接続すれば共用が可能です。
ここで問題がありまして
新たにASCOMPlatformをサイトのほうからダウンロードすると
最新版の6.5バージョンにはPOTH HUBがありません。
前々からアナウンスされていたのですが
POTH HUBはDevice Hubに置き換えております。
ASCOMはASCOMアルパカというネットワークを使った
デバイスの供用に進んでおり今後はレガシーなコンポーネントは
なくなっていきそうです。
残念ながらAPTでDevice Hubを使いMEADE Classicで接続してみたのですが
接続と同時にAPTが固まってしまいうまくいきませんでした。
バージョンアップによって対応されていくと思いますが
こちらも今後を期待したいところです。
POTH HUBに関しては基本はASCOMPlatform6.4までです。
ASCOMPlatform64のダウンロード先は以下の通りになります。
https://download.ascom-standards.org/beta/ASCOMPlatform64.exe
実は6.5のインストーラーでもPOTHは実装されています。
インストールの途中でモジュールを選択する画面がでますので
POTHを選択することによってASCOMに実装されます。
今回はPOTHを使えるものの
いずれは無くなってしまうと思いますのでAlThiba2ドライバーも
なるべく早く対応したいと思っています。
追記:::
検証だけはしておきたいと思い
POT HUBで通信内容をトレースしてみました。左(a)がMEADE Classic 右(b)がAlThibaドライバです。
どちらもAlThibaコントローラー本体とテストしてみました
ですが結果が違いました。
MEADEのほうはMxxQxxのスタート、ストップコマンド方式
AlThibaのほうはパルスガイドコマンドです。
やはりBUGがあるようで修正して起動をかけてみました。
ドライバーによってPOTHからはガイドコマンドを変えているようで
ちょっと、どうしてこのようになるか謎です。
あとAPTがガイド修正でパルスコマンドをだすなら理解できるのですが
方向キーを押してパルスコマンドを出してくるのは
正直言ってありえない感があります。
もう少し踏み込んだ調査が必要です。
根本的な解決ができるまで
APTでガイドをすることについてはMEADE Classicドライバーを
お使いになられることをお勧めします。
by makkachi
| 2020-12-24 11:27
| 自動導入
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