天文機材の情報をお届けします。
by machinaka
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2021年 08月 04日
スコープテックZEROの経緯台をフォーク赤道儀として使っています。いままでカメラ三脚を使って運用しておりましたが強度不足は否めません。新たに迷人会工房さんに微動架台を作っていただきました。 自宅火災前にお願いをしていたものでZEROマウントも預けてましたので焼損を免れています。ほんと助かりました。この微動架台ZERO専用に設計されてますので高さや取り回しはとても使いやすいです。椅子に座っての観望にも適してます。 前回までは軽い鏡筒を使って運用テストを続けておりましたが今回は実際の運用に沿ってタカハシのFC60NZ鏡筒を積載しました。メーカーの積載重量としては7kgまですが赤道儀として使ってますしマウントの強度を考えるとこのくらいまでの重量が適正だと感じました。撮影として運用される場合はカメラレンズがいいのかもしれませんね。 実際使ってみるとフォーク型赤道儀ですので子午線反転動作もなく気兼ねなく運用できます。マウントが極北に向かって傾斜しますので赤経軸の回転が重く感じられます。やはり軸の負担がかかるようです。 モーターはこのサイズにしてはトルクフルなものを使ってますので脱調したりはしないのですがスコープテックZEROはフリーストップマウントですので 鏡筒のバランスを取っていないと回転に負荷がかかり軸に滑りが出ることがありました。ここはバランスウエイトを取り付ける必要があるようです。このZEROマウントは拡張性を意識した設計がしてあり赤経軸のノブの下にバランスウエイトを取り付けるネジ穴があります。(赤い矢印の部分)ここにはスカイメモのバランスウエイトがつけられます。ZEROをフォーク赤道儀として使うにはバランス調整は必修だと思いました。 気になる極軸調整ですが私は3DプリンターでQHYCCD PoleMaster(ポールマスター)が使えるようにブラケットを製作しました。実はスコープテックZEROには北極星を見るための覗き穴があります。(赤い矢印の部分)この穴を使えば簡易的に極軸も調整できます。 モーターブラケットやバランスウエイトを取り付けるネジ穴北極星を見るための覗き穴等 はじめから拡張性を考えた設計で素晴らしいマウントだと思います。微動架台が出来たことでさらに安定的に使えるようになりましたし 今後も活躍できるものだと信じてます。 *ZEROマウント用自動導入ドライブは 近々天文ショップさんから販売されると思います。 経緯台モデルと赤道儀モデルはそれぞれ別製品になります。 共有モデルはございませんのでご購入される場合はご注意ください。
by makkachi
| 2021-08-04 11:26
| New Device
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