2007年 11月 30日
アルテミス Art 11002 の回路構成 |
Art11002ですが結構すばらしい回路構成となっています。
ファームウェアの書き換えだけで冷却温度が-15℃近くも改善してしまう等
不思議に思っていたのですが。ちょうどアルテミスのグループメーリングリストを
見ていましたら、開発中の写真が出ていました。
良く見ると32MHz版のPICマイコンと
CPLD(Complex Programmable Logic Deviceで構成されていました。
CPLDはプログラマブルロジックデバイスです。通常の集積回路は設計時に仕様や機能が
定まり、製造時に全ての回路が固定されるために、後から回路構成を変更する事は
出来ないのですが、プログラマブルロジックデバイスは、
出荷時には回路が定義されておらず、ユーザが手許で任意の回路を書き込んで
使用できるものです。
カメラを出荷後に不具合が出た場合や機能アップさせたいときにはファームを書き換えれば
ロジックも変更できるため、冷却温度が-15℃近くも改善されたりダウンロードのスピードが
飛躍的に改善させることが出来きたりします。
冷却については筐体の構造の問題もありますので、大きく改善できませんが
Art11002はシースルー構造の筐体なのでビットランBJ-42より
ずっと熱交換は良いみたいです。
by makkachi
| 2007-11-30 18:47
| CCD
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