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マチナカでリモート天文台やってます。


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2019年 05月 24日 ( 1 )

アスコ SE350型赤道儀 自動導入改造


c0061727_11433115.jpg
アスコ SE310型赤道儀 自動導入改造を御依頼いただきました。
早速、改造のイメージをつかむために現物を拝見してきました。

見た感じは私のユーハン U-150と雰囲気が似ていて
赤緯のくびれ部分なんかはよく似ています。
亡くなられた工場長もアスコの仕事を手伝っていたことを
話されていたのを思い出しました。

昔は一世風靡した赤道儀で、
今でもその作りの良さは素晴らしさを感じます。
国内屈指の望遠鏡メーカー 旭精光研究所(アスコ)ですが
残念ながら現在、望遠鏡製造業は廃業されています。


以前、出張の帰りに工場跡地に立ち寄った時のレポートです。

c0061727_11433096.jpg
まず、現況のモーターの収納状況や
ギアのトルクの状態を確認するために
各箇所を分解していただきました。

駆動部分をバラバラにしてギアのあたりを見てみたのですが
外観の状態とは反して内部はとてもイイ状態を保っていました。
とてもスムーズです。これなら問題なく高速導入出来そうな
感じを受けました。
c0061727_11433064.jpg
赤緯のウエイトハウジンングに入っている
駆動部分なのですが、大きな電磁クラッチとウォームギア
ギア部分だけになっていますがモーターはACリバーシブルモーターでした。
自動導入という概念が無かった時代なので
赤緯は、だた微動で回転すれば良く正確に回転角を刻む必要が無いために
トルクの強いACモーターが使われてました。

手動クランプもありますが。
大型赤道儀だと手が届きにくいので
既存の電磁クラッチを新たな回路を作って復元していきたいと思ってます。
c0061727_11433003.jpg
赤経モーターは90角のかなり大きなステッピングモーターです。
トルクフルで当時としては贅沢なモーターが使われていたと思います。

ただ、このモーター
お借りして高速運転をさせてみたのですが、
特性が良くなくてすぐに脱調してしまいます。
若干加工が必要ですが今回は取り替えさせていただいて
赤経赤緯共 モーターは新調することにします。

c0061727_11433011.jpg
実はこの赤道儀はもう一つモーターが付いてました。
それも、シンクロナスモーターです。
最初は何のためなのか良くわかっていませんでしたが
そういえば
むかーーしアスコへ工場訪問へ行ったときに
社長様から聞いたことがあったのを思い出しました。
これ目盛環を恒星時で回すためだけのモーターなんです。
自動導入が無かった時代
目盛環で目標天体を導入するのには、画期的な仕組みで
天体座標をこの目盛環に合わせれば、視野に入るという
素晴らしいアイデアです。
今の目盛環は恒星時で動作しないので
天体スケールの意味をなさず、バーニア的使い方しかできません。
c0061727_16381784.jpg
何かと感慨深い望遠鏡メーカーさんの物ですが
自動導入化(CoolStep)をして
再度、日の目を見られるようにしたいと思ってます。

これだけ大きな赤道儀の改造は過去にも行ったことが無くて
いろいろな意味もあってやりがいのある改造だと思ってます。




by makkachi | 2019-05-24 16:41 | ONSTEP | Comments(0)