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マチナカでリモート天文台やってます。


by makkachi

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オープンソースについて思うこと

c0061727_09042209.jpg

ONSTEP自動導入ドライブの配布を以前しておりました。
完全にやめてしまったのではなくて
現在は知人からの改造には、少しですがお受けしている状況です。

最近気になることがありまして
オープンソースを使った機器の頒布についてです。
著作権がとか、ライセンスがとか
明確になっていなくて誤解を受けやすいと思います。

ではONSTEPについてのライセンスについて
一般的なオープンソース(GPL)と取扱いに関して説明したいと思います。

c0061727_21021822.jpg


実はONSTEPにはソースコードの中にGPLライセンスというのが
明記されています。さてこれはどういう意味でしょうか??

フリーのソフトウェアライセンスとして、
一般の人にも広く知られています。ONSTEPも同様です。
しかし、この「フリー」という言葉の意味を「無料」という風に、
少し間違った解釈をしている人も多いのではないでしょうか。


c0061727_21050890.jpg

私がONSTEPを配布した時期も
善意でオープンソースにして、
みんなで改良していくものなのにそれを使って
金儲けしちゃ信義に反するんじゃない

そういう風に言われた事がありました。
GPLの規定を良く読み返したら、それは誤った認識だと思いました。

ここでの「フリー」は「無料」のフリーではなく
「自由」という意味でのフリーになります。


では一般に言う「著作権」と「ライセンス」との違いはなんでしょう。
「自由」とはいえ、制作物には、必ず「著作権」があります。
ここで、一度「著作権」と「ライセンス」の違いについて
説明したいと思います。

c0061727_21021822.jpg
著作権
文章・音楽・絵画・プログラムなど、
作った人が、作ったモノに対して持っている権利。

c0061727_21021801.jpg
ライセンス
(条件付きで)許可をあたえること。

以上の様に解釈しています。

さてGPLライセンスなのですが
ライセンスには「必須」「許可」「禁止」
この3つの事項が、それぞれ記されています。

c0061727_21021803.jpg
意外に意外
商用利用も許可されている上に特許の許可もOKなんですね。

「コピーライト(copyright)」という言葉を聞いたことがあると思いますが、
その逆の言葉として「コピーレフト(copyleft)」というものもあります。
GPLはまさしく「コピーレフト(copyleft)」です

コピーライト(copyright)
著作権という意味

コピーレフト(copyleft)
著作権を保持した状態で、誰でも「利用・再配布・改変」ができるいう考え方。
一度GPLで公開されたものは、後からGPL利用を禁止することはできない。

GPLはコピーレフト(copyleft)を採用

コピーライトが著作権の保護を目的としているのに対し、
コピーレフトは、「コンピューターで使うソフトウェアは無償で広く普及させるべき」という
GNUの思想や文化の発展に寄与しようという理念を目的としています。

c0061727_21021856.jpg
似たようなものでパブリックドメインというものがありますが
これは著作権を放棄したものが大きな違いです。

ONSTEPの作者はGPLということで共有・発展という意図をもって
配布しているということになります。
多くの方がONSTEPを使うには
ONSTEPに対応した自動導入ハード機器が広まるのが必要になってくるわけです。
私が頒布したものも、ほぼハードの開発&製作費だけで
同じ仕様では市販の半分以下の価格でした。
気軽に自動導入を使いたい方には敷居が下がったことだと思ってます。
とにかく安く、気軽にをもっとうにしてました。

ということで長々と書いてしまいましたが
今後もONSTEPをより便利にさせるためにファームの改変もしていきますし
公開をしていこうと思ってます。
当然ながら、そのソースを使うことには、まったく制限はありません。

GNU 一般公衆ライセンス GPL version 3 日本語訳音読



by makkachi | 2019-03-29 21:10 | ONSTEP | Comments(2)

sigma 135mm f1.8はやっぱり凄かった

Orion

2019/01/05 18:30-
sigma 135mm f1.8(2.2) Nikon D810A 120s×42枚 ISO1600
AGT赤道儀(Onstep)ノーガイド あららぎ高原 スキー場跡 駐車場

ビックカメラの新春セールで購入した 
シグマのアートレンズ 135mm F1.8 DG HSMとNikon D810Aを持って
遠征した画像の再処理をしてみました。
改めて見てみてもこの解像度や周辺も含めても
たまらない興奮をおぼえました。
どちらも購入してから試写もせずぶっつけ本番の撮影でしたよ。

私は銀塩撮影から冷却CCDに転向してきましたので
デジカメで撮影するのも初めてでした。
何もわからずヒストグラムだけを見てパシャパシャと撮影したわけですが
まあ良く写るもんですね。D810A
冷却CCDの下処理をD810Aは内部のロジックで
こなしてしまいますのでほんと楽です。

夏に向かって結構モチベーションが上がってきました。





by makkachi | 2019-03-28 15:49 | 観測・撮像 | Comments(0)

浪合パーク プレミアムナイトツアー 3月23日

c0061727_09160736.jpg
「HAYABUSA2‐RETURN TO THE UNIVERSE‐」の
上映会、上坂浩光監督の講演会に参加してきました。
講演会に参加するのは久しぶり。
監督にお会いするのも何年ぶりでしょうか。
HAYABUSA2のスタッフの話、
機材の話など結構マニアックな話題とかあって面白かったです。
是非機会があったら上坂監督の講演会にされるといいと思います。
c0061727_12170197.jpg
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HAYABUSA2が予算が下りずプロジェクトが中止になりそうだったこと。
それがきっかけで皆さんの寄付金でプロジェクトが再開したこと。
感慨深いものを感じました。
月末まで特別展やってます。





by makkachi | 2019-03-24 09:36 | コラム・つぶやき | Comments(0)

ONSTEP自動導入コントローラーの現状

c0061727_13122627.jpg
ONSTEPのことを書くのはかなり久しぶりになります。
以前は頒布サイトで販売もしていたのですが
現在は知人に依頼があった時だけ細々と作ってます。
もうONSTEPを始めてから1年ほど経つのですが
私なりに感じた事、動作について検証してみたいと思います。
まずは、ONSTEPとはからお話ししないといけないですかね
Howard Dutton氏が立ち上げをしオープンソースとして公開された
Arduinoを使った自動導入装置になります。
設定を事前にスケッチ(プログラム)書き込むことにより
ドイツ型赤道儀、フォーク型赤道儀、経緯台の各種架台が使え
ギア比や最高速など細かく設定できるため
あらゆる架台に対応できる装置になります。
WifiやBluetoothやEthernetなども装備できるので拡張性も
期待できます。
c0061727_13541009.png
さておき
1年使っていてまず感じたことは

電源を入れてすぐにモーターが回転しないこと。
これはスカイウォッチャーにもある仕様なのですが
日時や観測地を入れてからスタートするもので
国産のモータードライブには見られない機能です。
実は設定で回避が出来て電源を入れてすぐに回転をさせる
裏技があるのですが、
それに変更しても電源を入れて数分経つと駆動が徐々に止まってしまうという
ビックリ仕様にもなってます。
おそらくフェールセーフの意味でこのような仕様になっていると思われるのですが
復帰の方法がいまいち明確ではなくて、私には、いささか使いにくいです。

さらに海外の赤道儀には、ほぼ標準なのですが
子午線越えや地平線下に向かった時に、駆動や導入動作を止めるリミット機能が備わってます。
これも使い始めると、頭ではわかっているのですが、
突然止まったりするので、日本人にとっては結構迷惑な機能の一つです。
三脚架台や鏡筒に接触を防ぐためのフェールセーフの一つですね。
このところは、任意的に切り替えられる機能があれば便利かもしれないですね。

c0061727_13122879.jpg
自動導入コントローラーとはいってもコントローラーには
特別なボタンや表示装置はありません。
基本的にパソコンやタブレットを使って目標の天体を導入することになります。
接続はUSBやWIFIを使ってASCOMやLX200モードで接続するのですが
ここもちょっと不満なのは
日時や観測地のボタンを押しても何も変化がありません。
せめて確認音ぐらいは出てもいいんじゃないかと思いました。

さて、私は自動導入装置はこれが初めてではないので、
流れ的にはわかっているのですが
導入を始める場合は必ず日時や観測地の情報が必要です。

観測地はコントローラーのメモリに登録されるようですが
日時はコントローラーに時計機能が無いので都度入力しないといけません。
入力しないで使うと導入時にあらぬ方向に動き出したりするので
大変危険です。

遠征が久しぶりですと結構この操作を忘れがちで
私も設定を忘れて導入をはじめてからビックリすることが多々ありました。
手順を忘れなきゃ大丈夫ですが、
このところは、何とかならないかなあと思います。
頒布した時もかなりこの込み入った手順を取扱説明書にして
使って貰ったのですが、皆さん、はまるところは一緒で
説明が大変でした。

他にも細かいことはいろいろあるのですが
なんて使いにくいんだろうって思うことはあるんですけど
発展途上の自動導入装置ですし、いろいろ期待したいところもあります。
私自身プログラムの経験はあるので
自分なりに使いやすさを追求してスケッチを書き換えてみたいと思ってますし
イイものが出来ればサイトでぜひ紹介したい考えです。
日本人に合った自動導入装置を作るのも夢であります。

どちらにしても
自動導入装置をオープンソースで公開してくれた
氏に感謝感謝です。


by makkachi | 2019-03-20 13:54 | ONSTEP | Comments(2)

望遠鏡をお譲りします。

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リモート天文台で1年間活躍してきた
スカイウォッチャーBKP200鏡筒をお譲りします。
弱点である部分を強化改造したものです。
c0061727_08590221.jpg
特筆はダブルスパーダーであること。
この部分は一番力を入れたところで筒先の強度が格段と上がってますので
接眼部のひずみもかなり抑えられてます。
c0061727_08590298.jpg
他、改造項目は以下の通りです。
1.筒外焦点距離を伸ばすため主鏡セルを20mm程内部にシフトさせています。
空いた空間に主鏡ファンを入れ外部より空気を取り入れて結露を防いでいます。
また、セルの周りからの光を防ぐ役割もあります。
2.光軸修正ネジを大型のローレットねじに変更しています。
3.主鏡マスクを追加しています。材質は塩ビシートです。
4.斜鏡を貼り付けタイプからGS社のセルタイプにしています。
それに伴い斜鏡スパーダーの取り付け位置を変更しています。
5.斜鏡スパイダーを薄板シングルスパイダーからダブルスパイダーに変更しています。
アルミ材から切り出してオリジナルで製作しています。
BKP鏡筒の弱点である筒先強化と星像改善をさせています。
6.接眼部の対面の鏡筒内に植毛紙を貼っています。
コントラスト改善をさせています。

M51 Whirpool (Galaxy)

作例:M51 Whirpool (Galaxy)

鏡筒   :BKP200-KAI(F2.9)
撮像カメラ:FLI ML8300 Astronomik
赤道儀  :TAKAHASHI J-Mount(NS5000)
露光   :LRGB 480sec×10,240sec×2,2,2
オートガイド:Vixen 60 ASI120MM MaxImDL
撮影場所  :リモート天文台(桑名

今回はヤフオク!にて出品しましたので宜しくお願いします。

頒布サイトでは
スパイダーマスク改造を行った金具も頒布しています。
ステンレス板0.5mmの物を加工したもので精度良く製作されています。

c0061727_08590224.jpg
GINJI150FN用の物とBKP200OTA用の物です。
鏡筒径があれば他の機種にも流用できると思います。
c0061727_08590216.jpg






by makkachi | 2019-03-11 09:08 | 望遠鏡 | Comments(0)

EM200USD3を自動導入改造する

c0061727_09035339.jpg
Onstep化した友達のEM200が導入途中で止まるという
連絡を頂きましたので、再度、お預かりしました。
基本、モーターの脱調だと想像するのですが、
現象が出ず状況がいまいち掴みきれてません。
c0061727_09035380.jpg
まずギアの噛み合わせを疑いましたが、EM200って手動ノブが無いんですね
なので即席で軸ノブを作ってモーター外して調子を見てみました。
ギアの当たりは両軸とも重くなくいい感じです。
やはりステップドライバーとモーターの相性が悪いのかな。

A4988は赤道儀の駆動にはあまり相性が良くない様で
今回からはTMC2100という
Pololu互換のモータードライバーに変更してみます。
モータードライバーの中では、最も静かなドライバーです。
c0061727_09035911.jpg
まずは、現況のUSD3とTMC2100の波形を調べてみました。
USD3はのこぎり型(右)、TMC2100は台形(左)です。
デューティは50くらいなので ほぼほぼ一緒なんですが
周波数はかなり違うんですね。
見るとUSD3のほうが力強い感じがします。
c0061727_09562806.jpg
ちなみにA4988はデューティは28%でUSD3と比べると
半分くらいの出力しか出し切れていないのが良くわかります。
なんとも弱弱しいグラフです。
高速で脱調しやすいのは、この特性に起因しているのかもしれません。

次に疑ったのは電源の問題です。
モータードライブコントローラーは
DC24V運用なのですが、運用はディープサイクルバッテリーに
ACインバーターにACアダプターという構成で使っているそうです。
この組み合わせだと、ノイズの発生源が多いのであまり好ましくありません。
またバッテリーの運用幅が狭く電圧降下で瞬停する可能性も
十分考えられます。
c0061727_09040853.jpg
電源は昇圧型DC-DCコンバーターで運用したほうがよさそうです。
DC9Vくらいから使えますので電圧降下も安心できます。
c0061727_09041104.jpg
リチウム電源を使って電圧を測ってみました。
DC24Vきっちり出ています。
安いですが結構信頼性があります。

c0061727_09042209.jpg
換装が終わりました。
EM200が導入途中で止まるという現象は
結局確認できなかったのですが力強い動作になり
USD3と同等の導入速度も確保できました。

TMC2100ドライバーに変更しましたので
放熱を考え別コントローラーにしています。
オリジナルコードを加えた新ファームで使いやすくなりました。
c0061727_09042862.jpg
極軸照明のほうはトラブルを避けるために乾電池運用です。
単なるボリュームではなくてPWM駆動の基盤が入っています。
赤LEDは明るく見えますが間接型照明にしていますので
ちょうどいい感じです。
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狙ったわけではありませんが
筐体の隙間からも漏れてきますので
それがまたお洒落でいい感じになりました。




by makkachi | 2019-03-04 09:25 | ONSTEP | Comments(0)